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& beauty note

メイクを楽しむ心得から、
パーツごとのメイクレクチャーまでを
OSAJI専属メイクアップアーティスト 後藤勇也がご紹介。
「自分に似合うメイクが分からない」
そんなあなたに、
メイクによってなりたい自分になる楽しさを。
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vol.5
リップメイク
長いマスク生活から少しずつ解放されつつある昨年の秋冬頃から、
リップメイクを楽しむ人が増えてきました。
顔色を明るくみせてくれたり、アクセサリーのように楽しんだり。
毎日のメイクの幅を一気に広げてくれるアイテムです。
そんなリップの魅力を、
OSAJI専属メイクアップアーティスト 後藤がご紹介します。
メイクの力を借りて、心をポジティブに健やかに。
February 20 2023

いまこそ、リップメイクを楽しもう

日ごろ店頭に立っていて、リップメイクが盛り上がってきていることをヒシヒシと感じています。コロナ禍でポイントメイクの需要が減ったように思われていましたが、むしろ2019年よりもリップカテゴリーの販売数が増えたという話も耳にします。肌なじみの良いナチュラルなものと、メイクの主役になるような濃い色のものと2色買いをされることも増えているほど。

最近はオンライン会議のとき、画面に映る顔がぼやけてしまうからと発色の良いカラーをお求めになる方も多いですが、色の与える効果だけでなく、リップを塗るという行為そのものが、自宅にいながらも仕事の顔に切り替えるための”スイッチ”のような役割を果たしているのかもしれません。

マスクを外したときの顔色や表情を彩り、気持ちを外に向けてくれる存在として、この春はぜひリップメイクを取り入れてみてください。


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リップメイクのもたらす効果

〈血色を良くみせる〉
  •  唇に赤みや潤いがプラスされることによって、明るくツヤのある印象にみせる効果があります。唇の輪郭が整うことで、清潔感やフォーマルな印象を与えやすいことから、リップを塗ることが身だしなみの1つと捉えられることもあります。いまでもビジネスマナーとして学校の授業で教えるところもあるようです。

〈リフトアップ効果〉
  •  口元は年齢による悩みが出やすいパーツですよね。これは店頭で接客をしていての体感ですが、マスク生活で口周りの動きが減ったことによるのか、最近は若い方でも上唇のぷくっとした山部分がぺたっとしている方が増えている気がします。リップを塗ることで唇のぷっくり感を演出できたり、口角を上げて見えるような効果をもたらすことも可能です。

〈トレンド感が出る〉
  •  リップは質感やカラーなどトレンドの移り変わりが早いため、いつものメイクに新色のリップアイテムを取り入れるだけで一気にいまっぽい仕上がりに。眉や目元に比べて、唇は顔の面積の中でウェイトの大きいパーツなので、印象の変化が分かりやすくニュアンスチェンジにぴったりです。

〈気持ちのスイッチに〉
  •  サラリーマンの方がネクタイを締めることで仕事モードになるような感覚です。在宅ワークやリモートワークが増えてオンオフの切り替えが難しいという場面も多いと思いますが、リップを塗ることで仕事モードになれたり、気持ちを切り替える“スイッチ”として効果的です。

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Q. 自分に似合う色のリップを選ぶコツはありますか?

似合う色を探したい場合は、いきなり発色の良いカラーを選ぶより、まずは唇の色が透けるくらいの透明感があるカラーを選び、徐々に発色の良いものにチャレンジするのがおすすめです。OSAJIのアイテムでいうとニュアンス リップバームやニュアンス リップボーダーライナーが手に取りやすいと思います。


〈肌色タイプに合わせて選ぶ方法〉
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肌になじむ色を的確に選びたいという場合は、ブルーベース・イエローベースで判断する方法もあります。手首の内側、血管が透けている部分をじっくりと観察してみてください。一般的に青く見える場合はブルーベース、緑に見える場合はイエローベースです。肌色タイプがブルーベースなら青みを感じるリップ、イエローベースなら黄みを感じるリップを選ぶとリップメイクが目立ちすぎず、肌なじみの良い仕上がりに。

もしくは、自分の肌タイプにあったカラーのリップバームやグロスを下地のように先に塗り、その上から好きな色のリップカラーを塗るとなじみやすいです。



〈メイクバランスや
ファッションに合わせて選ぶ〉

たとえばアイメイクで発色の良いカラーを選んだり目立たせたいときには、リップカラーはヌーディな色味や透け感があるものを選ぶとバランスが良いです。逆に、リップをアクセントにしたいときは、目元よりも発色の良いカラーを選んだり、自分の肌タイプと反対の色を選ぶとリップの色が際立ちます。

Q. リップメイクに自信がありません。
OSAJIのリップアイテムではどれを選ぶのがおすすめでしょうか?

はじめは、透け感のある発色のものから選ぶと使いやすいと思います。OSAJIには形状や質感の異なるリップアイテムがたくさんありますので、それぞれの特徴を紹介します。


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〈バームタイプ〉
  •  色つきリップクリームのような感覚で使えるリップバーム。唇に潤いをピタッと膜を張ってくれるので、乾燥が気になる方やしっとりした質感を保ちたい方におすすめです。本来の唇の色を美しく、ツヤを与えてくれます。薄づきでカジュアルな仕上がりなので、ナチュラルメイクで仕上げたいときや血色感を足したいときに使いやすいです。リップメイク初心者の方にも。

〈フェイスカラー〉
  •  チークやアイシャドウとしても使えるマルチユースなアイテムです。伸びがよいクリームタイプでありながら、パウダーが含まれているので、唇のうるおいは守りつつ、サラッとした使用感で色落ちしにくいのも魅力。指で簡単に塗れるのでカジュアルに仕上げたい方やリップメイク初心者の方におすすめです。

〈ライナータイプ〉
  •  唇の形や色を整えたり、立体感を出したいときにおすすめです。クレヨンのような形状なので、輪郭をとるのも唇全体を塗るのも簡単でテクニック要らず。はじめてのリップメイクとして使いやすいアイテムです。透明感のある発色なので、素の唇の色を活かしつつ、むっちりとした立体感のある唇をデザインできるリップライナーです。

〈グロスタイプ〉
  •  みずみずしくツヤ感、ぷっくりとした立体感のある仕上がりでカジュアルに使いやすいです。透け感があるので唇の色になじみやすいですし、ほかのリップカラーの上に重ねたり、逆にベースに使ったり、レイヤードして使うことでニュアンスチェンジに便利です。

〈スティックタイプ〉
  •  一般的な口紅の形状です。カラーバリエーションも質感も豊富なので、ファッションやシーンによって使いわけを楽しむことができます。色持ちも良いです。一度塗り・二度塗りで発色の強弱を変えたり、オーバーリップにするなど塗り方によってもバリエーションを持たせることができます。
Q. マスクをしても崩れにくいリップメイクの仕方はありますか?

仕上げのひと手間でリップの色持ちを格段に良くすることができます。リップを塗ったら、2枚重ねのティッシュを1枚に剥がし唇の上にのせ、その上からフェイスパウダーで軽く抑えます。ファンデーションと同じ考え方で、ハーフマットな質感に仕上げると崩れにくくなりますし、リップカラーが歯についてしまうのを防ぐのにも効果的です。
パウダーは、OSAJIのリフレクションパウダーのような保湿成分を含んでいるしっとりした質感のものを選びましょう。

リップアイテムで崩れにくいものを選ぶとすれば、ニュアンス フェイスカラーはパウダーのようなサラッとした質感になるため、崩れにくく仕上がります。(ティントタイプのような、落ちにくさを重視したリップアイテムもありますが、その分強力なクレンジングが必要で肌に負担がかかる場合もあります。)

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Goto's POINT
自分らしさを大切に、
好きなメイクを楽しんで


リップメイクに限らず、自分の肌に“なじむ色”というのは確かにありますが、“似合わない色”というのはない!と私は思っています。アクセサリーを選ぶときのことを考えてみて欲しいです。肌タイプがブルーベースの方でも、コーディネートのアクセントにゴールドのジュエリーを身につけることってありますよね。
肌になじむ色を選ぶか、アクセントになる色を選ぶかの違いであって、似合う似合わないの区別ではないのです。ぜひ自分らしさを大切に、メイクを楽しんでくださいね。

Profile
後藤勇也 / OSAJI's Makeup artist

多数のメイクブランドでのメイクアップアーティスト経験を経て、2020年よりOSAJIに入社。イベントでのデモンストレーションやスタッフの育成に取り組んでいる。
Interview : Ayumi Oguma
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vol.5 リップメイクについて
vol.4 チークメイクについて
vol.3 アイメイクについて
vol.2 ベースメイクについて
vol.1 メイクの力で心を健やかに、ポジティブに。
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