2001年、OSAJIの創立者である茂田正和は、化粧品開発者としての道を歩み始めました。そのきっかけは、母親であり文化や芸術の師でもあった母。当時、自然志向の強かった茂田正和の母は、とある日交通事故に遭い、その精神的ストレスから皮膚疾患を起こし、それまで愛用していた化粧品が全く使えなくなったのです。それまで食べて安全なものは肌にも安全なものと考えていた茂田正和は大きな疑問を抱き、皮膚科学を学びながら自宅のキッチンで化粧品作りをスタートしました。

アレルギーにつながる成分を排除し、肌に真に安全な成分は何かを探し求め、行き着いたのは「温泉水」でした。
日本には湯治という文化もあり、温泉水にこそ化粧品開発の重大なヒントがあると感じた茂田は、文献を読みあさる中で、「メタケイ酸」という成分に着目。それは、皮膚や髪の生成に不可欠なミネラルとして知られるケイ素を含む天然成分で、美肌の湯と呼ばれる温泉に非常に多く含まれています。
茂田は、メタケイ酸をより多く含む温泉を求めて、徹底的なリサーチのもと、ついに鹿児島県の指宿にある温泉と出会いました。
この温泉水をベースに、自宅のキッチンで理想とする化粧水を試行錯誤の上完成させました。この開発を経て、茂田の中でスキンケア理論が確立していきました。