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肌の健康について突き詰めることは、生命起源の本質にふれること。海から誕生した生物が、本能的に求める“ミネラル”。皮膚科学を究め、敏感肌と向き合ってきたOSAJIディレクター茂田の考える、健やかな肌を保つためのミネラル補給の重要性と、タラソテラピーについてお話しします。
タラソテラピーに学ぶ、
健やかな肌のためのミネラル補給
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今回お伝えしたいテーマは“ミネラル”です。
保湿成分を構成するアミノ酸はしっかりあるのに、肌が乾燥している、角層の水分が不足しているという場合は、ミネラル不足が考えられます。特にマグネシウムの不足。

例えば、サウナやエプソムソルトの入浴剤を入れたお風呂に入ると乾燥が落ち着いたり潤いを感じるのは、サウナに入ることで汗をかき、汗に含まれるミネラルを再吸収していることや、エプソムソルトは硫酸マグネシウムというミネラル分が原料のため、マグネシウムによって細胞間脂質の合成を高めることで角質細胞の水分保持能が高まることが考えられます。

ミネラルを皮膚に補うという考え方は“タラソテラピー”という、海水の作用を用いた民間療法の1つとして、世界各地で根付いています。少しスピリチュアルな捉え方をすると、海って地球に存在するすべての生物の起源ですよね。本来は海で生きていた生物が長い年月を経て陸に上がって生活しているわけで。それだけ私たちが本能レベルで欲していて、体が必要としている成分を含んでいるのが海水であり、海水というのはミネラル成分の宝庫なわけです。

紫外線を浴びた肌に、
海の恵みをチャージする
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サーファーの人って、長い時間直射日光を浴びているのに、意外と肌のシミとか色ムラが気にならない印象があります。これは、サーフィン中に体が海水に浸かっていることで、肌には常にミネラルが補給され、角質が水分で満たされた状態になることが寄与しているのではないかと。
紫外線を浴びることによってシミや微細な色ムラができたとしても、潤いに満たされツヤを有していることによって、光が均一に反射し肌をなめらかで美しく見せることができます。

健やかな肌と食の深い関係
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肌の潤いにミネラルの影響が大きいという大前提のもと、肌の乾燥やトラブルについて皮膚の働きからも紐解いていくと、角質層のバリア機能・水分保持能とどう向き合うかという視点にたどり着きます。
角質細胞が水分を抱き抱えた状態で存在し、セラミド・コレステロール・脂肪酸の混ざり合った細胞間脂質がその隙間にラメラ構造を作って埋め尽くしている状態が、潤いのある理想的な肌。

肌の水分保持能に関わる要素として大きいのは、やはり”食”です。ビタミン・ミネラルを摂り、タンパク質は体内でアミノ酸に分解され、コレステロール値が高すぎず低すぎない適正な値で管理されている。整った食生活かどうかということは、特別な肌疾患を持たない場合であれば、角質水分保持において6割ほどの影響力を持つと言われています。

具体的には、タンパク質は体内でアミノ酸に分解され、NMFと呼ばれる天然保湿因子を構成します。コレステロールというと、過剰摂取によって悪玉化してしまうため、あまり摂りすぎないように気をつけるイメージがありますが、実は細胞間脂質の合成に必要なもので、年齢とともに減少するもの。健やかな肌を保つためには、適度に摂取する必要があるのです。

日焼け止めを塗ったり日傘をさしたりなど。夏の紫外線対策はしていても、アフターケアまでしっかりできている方は少ないのではないでしょうか。紫外線によるバリア機能へのダメージや乾燥には、体の内外からのミネラルチャージを意識してみてください。

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